穏やかで安らかな心の有り様である。神々は平和と調和を望み、人の縁を結ぶ。時に、人智では計り知れない奇しき力を授ける。人がささやかな暮らしの中で、ふと幸せだなと感じる瞬間がそれである。
日々の恵みを守り導く魂の
はたらきである。
春夏秋冬、人生の季節の中にも彼らの魂が在る。
「十二童神」は、そうして生まれた。
若き神々の先使いとして。
神々は独りではない。彼らは集い、話し合う。
良い方へ導くために力を合わせる。
各々が、新しく生み出す力なのだ。
新魂を発揮し合う、そして、決断する。
困難を切り開くエネルギーである。
試練を乗り越え、前に進む力は、人々に元気や勇気を与える。
例えば、一塊の土が、陶芸の力を借りて姿・形となり、自らの足で大地に立ったように。
不可能を可能にさせる魂のはたらきである。
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中山 泉神像を作る人 / 各種学校「クレアーレナカヤマ」主宰
1970年 山梨県甲府市生まれ
青山学院大学卒業後、CATV局に入社翌年結婚退社。
25歳の時、紙粘土人形づくりの趣味から陶磁器人形の世界に入る。
独学で西洋陶芸を学び、独自の創作を模索する。
以来20年、主宰する教室活動の傍ら、こだわりの成形方法に適した原料粘土を追求し、自らの陶芸を続ける。
近年は、「ものに宿る魂(みたま)」の尊さを伝えるべく、新たな神像制作に力を注いでいる。
多くの縁の力に感謝。(略歴)
1997年 山梨県公認 各種学校 「クレアーレ・ナカヤマ」に西洋陶芸教室を設置
1998年 1999年 山梨県立美術館講堂にて、生徒作品展を開催
2000年 甲府富士屋ホテルにて、生徒作品展を開催。(2004年まで毎年開催)
2008年 2009年 新宿京王プラザホテルにて個展
2010年 韓国で朴英淑先生の白磁に出会う。これが転機になり、白磁の神像創作を開始
2013年 渋谷戸栗美術館1階にて作品展開催